節税対策40選|個人事業主・中小法人向け|町田・相模原の税理士が解説

2026年度版

個人事業主・中小法人が使える
節税対策 40選

町田・相模原の税理士が、所得税・法人税・消費税・住民税を横断して整理しました。単に「税金が減る」だけでなく、手元資金・将来課税・届出期限まで含めて、起業直後から使いやすい制度を解説します。

対象 個人事業主・小規模法人 基準日 2026年8月26日 形式 経営者 × 税理士 Q&A 根拠 法令・通達・判例等

「今年は利益が出そうなので、何か節税できませんか?」

節税というと、「決算前に何か買う」「保険に入る」「車を買う」といった方法を思い浮かべる方が多いかもしれません。ですが、税金そのものが減る制度と、税金を将来へ先送りするだけの制度は、まったく別のものです。

この記事では、起業直後の個人事業主や中小企業が実際に検討しやすい節税策を40項目に絞り、制度名からすぐに探せるようまとめました。各項目は、関連記事を開かなくても「何が節税になるのか・主な要件・具体的な効果・最大の注意点」まで一度判断できることを基準にしています。関連記事は、実際に制度を使う段階で細かな要件や判例・裁決まで確認したい方向けの深掘りです。所得税・法人税・消費税の基本制度は全国共通のため、町田・相模原以外の事業者の方にもそのまま参考にしていただけます。

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「100万円使って税金が30万円減った」は、70万円得したという意味ではありません。
不要な支出で節税するより、必要な支出・所得控除・税額控除・制度選択を使って、手元資金を残すことが本来の目的です。

まず知っておきたい「節税」の6分類

40選はすべて同じ性質ではありません。「税負担が永久に減るのか」、それとも「将来の税負担へ先送りされるだけなのか」を区別しながら見てください。

01

恒久節税

税負担そのものが減り、原則として将来同額が課税されるわけではないもの。

02

所得控除・税額控除

所得または税額から直接差し引く制度。税額控除は特に効果が明確です。

03

課税繰延べ

今年の税負担を軽くする代わりに、将来の利益・税負担が増える可能性があるもの。

04

所得分散

本人・法人・家族などへ、勤務実態や制度要件に沿って適正に所得を配分するもの。

05

適正な経費・損金計上

本来認められる経費を漏れなく計上し、余計な税負担を生じさせないもの。

06

消費税の制度選択

免税・本則・簡易課税・インボイス経過措置・還付を事業構造に合わせて比較するもの。

節税対策40選|制度名から探す

気になる制度だけ読んでも、概要・節税効果・主要要件・注意点までいったん理解できるよう、各項目を独立したQ&A形式にしています。

状況から探す

40項目をすべて最初から読む必要はありません。ご自身の状況に近いものから確認してみてください。

起業・開業したばかり

青色申告開業費資本金消費税免税

今年は利益が出そう

倒産防止共済決算賞与少額資産短期前払費用

家族で経営している

青色専従者給与親族への役員報酬役員社宅

従業員を雇っている

決算賞与福利厚生中退共賃上げ税制

設備・車を買う予定

40万円未満特例中古資産経営強化税制消費税還付

消費税がよく分からない

免税インボイス2割・3割特例簡易課税

01
BASIC & STARTUP

起業・個人事業の基本

まず押さえたい、創業初期と個人事業の節税

01

青色申告特別控除

個人事業主 恒久節税
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02

純損失・欠損金の繰越控除

法人・個人事業主共通 年度間の税負担調整
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03

純損失・欠損金の繰戻し還付

法人・個人事業主共通 還付・キャッシュフロー改善
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04

2026年分の基礎控除104万円と所得489万円の判定

個人事業主 2026年特有の所得調整
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05

開業費・創立費の任意償却

法人・個人事業主共通 課税繰延べ・利益平準化
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06

資本金1,000万円未満での法人設立

法人 消費税・地方税を横断した初期設計
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07

法人成りによる税負担の最適化

個人事業主・法人 課税主体・税率の最適化
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08

青色事業専従者給与

個人事業主 所得分散
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09

家事按分

個人事業主 適正な必要経費計上
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02
OWNER & MUTUAL AID

経営者個人・共済

手元資金と将来設計を両立する制度

10

小規模企業共済

個人事業主・一定の法人役員 所得控除+出口課税の最適化
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11

iDeCo(個人型確定拠出年金)

個人事業主・法人役員等 所得控除
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12

国民年金基金

主に個人事業主 社会保険料控除
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13

経営セーフティ共済(倒産防止共済)

法人・個人事業主共通 主として課税繰延べ
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03
CORPORATION & PEOPLE

法人・役員・従業員

法人だから使える給与・福利厚生・退職金の設計

14

役員報酬(定期同額給与)

法人 法人・個人の税負担最適化
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15

事前確定届出給与

法人 役員賞与の損金算入
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16

配偶者・親族への給与・役員報酬

法人 所得分散
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17

従業員への決算賞与

法人 決算対策
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18

借り上げ社宅・役員社宅

法人 法人・個人横断
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19

出張旅費・宿泊費・日当

法人中心 法人・個人・消費税横断
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20

社員旅行・福利厚生費

主に法人 福利厚生支出の損金化
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21

企業型確定拠出年金(企業型DC)

法人 退職給付・福利厚生
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22

中小企業退職金共済(中退共)

中小法人・一定の個人事業主 従業員退職金の積立
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23

役員退職金

法人 法人・個人横断の長期節税
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  • 法人税法
  • 所得税法
  • 東京地裁平成29年10月13日判決・東京高裁平成30年4月25日判決(役員退職給与の不相当に高額な部分)
24

交際費の1人1万円基準・中小法人800万円枠

法人 交際費の適正計上
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04
INVESTMENT & CLOSING

設備投資・決算対策

設備・費用・税額控除を決算前に確認

25

10万円未満・一括償却資産・40万円未満特例

法人・個人事業主共通 減価償却・主として課税繰延べ
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26

中古車・中古設備の短縮耐用年数

法人・個人事業主共通 減価償却の前倒し
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27

中小企業投資促進税制

法人・個人事業主共通 特別償却または税額控除
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28

中小企業経営強化税制

法人・個人事業主共通 即時償却または税額控除
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29

中小企業向け賃上げ促進税制

法人・一定の個人事業主 税額控除
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30

研究開発税制

法人・個人事業主共通 税額控除
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31

短期前払費用

法人・個人事業主共通 課税繰延べ
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32

未払費用・未払金の債務確定

主に法人 適正な損金計上
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33

貸倒損失・貸倒引当金

法人・個人事業主共通 損失・引当金の適正計上
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34

法人生命保険

法人 限定的・主として課税繰延べ
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05
CONSUMPTION TAX

消費税

免税・インボイス・簡易課税・還付を比較

35

創業期の消費税免税

法人・個人事業主共通 消費税免税
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36

消費税の特定期間判定

法人・個人事業主共通 消費税免税判定
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37

インボイス登録をしない選択

法人・個人事業主共通 消費税免税の維持
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38

インボイス2割特例・個人事業者の3割特例

法人・個人事業主共通(3割特例は一定の個人事業者) 消費税負担軽減
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39

簡易課税制度と本則課税の比較

法人・個人事業主共通 消費税計算方式の選択
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40

大型設備投資時の消費税還付

法人・個人事業主共通 還付・キャッシュフロー改善
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節税の目的は、税金をゼロにすることではありません

100万円の不要な設備を買って税金が30万円減っても、手元資金は70万円減ります。節税だけを目的に不要な支出を増やすのは本末転倒です。

一方、もともと必要な設備投資、必要な人材への賃上げ、将来必要な退職金の準備、使える所得控除・税額控除、本来認められる経費の適正計上、本則課税・簡易課税の比較などは、事業上必要な行動と節税を両立できます。

特に、青色申告、役員報酬、消費税の免税・課税選択、設備税制などは、決算直前では間に合わないことがあります。設立前・事業年度開始時・設備購入前に確認することが重要です。

町田・相模原で、
「自社に合う節税」を整理したい方へ

同じ売上規模でも、仕入れの少ないコンサル会社、多額の設備投資をする製造業、従業員を増やす飲食店、家族経営の会社では優先すべき制度が異なります。タクスリンク税理士事務所では、税金だけでなく資金繰り・将来の納税額まで見て判断します。

基準日:2026年8月26日

本ページは一般的な税務情報です。実際の適用可否・有利不利は、事業内容、所得金額、資本金・株主構成、青色申告、消費税の課税状況、過去の申告状況等によって異なります。制度実行前に最新の法令・通達・公表資料をご確認ください。